ここ近年,ずっと思っていること.
知識が不足している人や筋道の立った思考ができない人が,場を引っかき回すのが問題であることは言うまでもないけれど,そういう人に「バカは黙ってろ」と言わない人はもっと罪だよね,ということ.
2018年8月28日火曜日
初音ミクとの結婚とかの話
二次元キャラとの結婚についていつも思うんだけれど,結婚という,本来,当事者2人が合意のうえで手続きする制度に対して,片方の欲求に従って結婚という自己満足を得る行為って,あまりに一方的かつ暴力的な感情過ぎて,少し引く(ただし,ラブプラスを除く).
非実在少女の人権とかそういうことをいうつもりはないんだけれど,キャラと結婚したいと感じる程度にキャラを「人扱い」する(させる)のに対して,キャラが「自分と結婚したい」と思っているという思い込みの暴力的な傲慢さというか,キャラを「人扱い」するのに対して,キャラの「感情」は自分勝手に規定しているというダブルスタンダード状態とか,なんか,そういう部分が受け入れられない.
2ch のコピペだったか,同人作品だったかで,「物語に入り込める能力」を手にしたおっさんが,物語に入って好きなキャラに出会ったけれど,その好きなキャラは「物語上の思い人」を求めていた……みたいなネタがあったけれど,そういう感じ.
非実在少女の人権とかそういうことをいうつもりはないんだけれど,キャラと結婚したいと感じる程度にキャラを「人扱い」する(させる)のに対して,キャラが「自分と結婚したい」と思っているという思い込みの暴力的な傲慢さというか,キャラを「人扱い」するのに対して,キャラの「感情」は自分勝手に規定しているというダブルスタンダード状態とか,なんか,そういう部分が受け入れられない.
2ch のコピペだったか,同人作品だったかで,「物語に入り込める能力」を手にしたおっさんが,物語に入って好きなキャラに出会ったけれど,その好きなキャラは「物語上の思い人」を求めていた……みたいなネタがあったけれど,そういう感じ.
2018年8月19日日曜日
せまい有限
最近,立て続けに貴重な文献や記録が廃棄されてしまったというニュースを耳にする.それについて,批判をするのはたやすいし,(特に大学や研究機関に対して)「それでも学問の府か」と批判したくなる気持ちもわからないわけではない.
ただ,金銭的にも,空間的にも,資料を適切に保管し続ける能力は,非常に狭い有限なわけで,特に,それらが不足している地方大学や国の公的機関に対して,金も何も出さずに「批判」を叫ぶなんて,本当に無責任だと思う.
ただ,金銭的にも,空間的にも,資料を適切に保管し続ける能力は,非常に狭い有限なわけで,特に,それらが不足している地方大学や国の公的機関に対して,金も何も出さずに「批判」を叫ぶなんて,本当に無責任だと思う.
2018年8月9日木曜日
完新世が3つにわれたよ
全然知らない間に完新世が3つにわれていました.GTS 2012 は読み込んでいたつもりだったけれど,全然,そういう議論に気付いていなかった……,と思ったら,公的には Consice GTS 2016 から始まった議論だったみたい.今回の GTS Chart の根拠論文にまだ目を通せていないけれど,基本的には Consise GTS 2016 の議論が踏襲されて,それぞれ,GSSPs が設定された模様.
Northgrippian の criteria としては氷床コアに認められる約8200年前の寒冷化イベントのスパイクが,Meghalayan の criteria としては,インドの洞窟堆積物(鍾乳石?)に記録された約4200年前の赤道域の乾燥化イベントが認められた模様.第四紀にも考古学にもあんまり詳しくないのだけれど,4200年前の乾燥イベントは,いわゆる四大文明のうち,ナイル,インダス,メソポタミアに大打撃をもたらしたらしい(いわば,環境イベントによる絶滅事件という,古式ゆかしい年代区分基準でもある,ということ?).
はじめに聞いたときに,まぁ,大体,ヒプシサーマルの前と後で3分割って感じ?と思っていたので,そんなにずれてはいなかった模様.大体,このくらいの近い時代になると,地域差が大きすぎて global correlation に意味を感じなくなるね.たぶん,日本の沖積層研究においては,この3区分より,縄文海進のほうが大事.
しかし,Northgrippian っていう名前も,なんだかなぁ……(※NorthGRIP:2000年頃に実施された超有名な氷床コア研究計画の名前).同じ氷床コアを使って,Holocene の基底,すなわち,今回でいう Greenlandian の基底も定義されているので,Greenland の名称がすでに時代名に使われているせいだと思うけれど,あんまりにもあんまりじゃね?掘った辺りには地域名とかなかったのかな?
Northgrippian の criteria としては氷床コアに認められる約8200年前の寒冷化イベントのスパイクが,Meghalayan の criteria としては,インドの洞窟堆積物(鍾乳石?)に記録された約4200年前の赤道域の乾燥化イベントが認められた模様.第四紀にも考古学にもあんまり詳しくないのだけれど,4200年前の乾燥イベントは,いわゆる四大文明のうち,ナイル,インダス,メソポタミアに大打撃をもたらしたらしい(いわば,環境イベントによる絶滅事件という,古式ゆかしい年代区分基準でもある,ということ?).
はじめに聞いたときに,まぁ,大体,ヒプシサーマルの前と後で3分割って感じ?と思っていたので,そんなにずれてはいなかった模様.大体,このくらいの近い時代になると,地域差が大きすぎて global correlation に意味を感じなくなるね.たぶん,日本の沖積層研究においては,この3区分より,縄文海進のほうが大事.
しかし,Northgrippian っていう名前も,なんだかなぁ……(※NorthGRIP:2000年頃に実施された超有名な氷床コア研究計画の名前).同じ氷床コアを使って,Holocene の基底,すなわち,今回でいう Greenlandian の基底も定義されているので,Greenland の名称がすでに時代名に使われているせいだと思うけれど,あんまりにもあんまりじゃね?掘った辺りには地域名とかなかったのかな?
環境を取り巻くあれこれの話
お久し振りの更新.なんとなく,今後書きたいことととかの準備的な話.
アカデミアの中心部から離れて久しい人間ですが,学会なんかに参加すると.未だに「大学に戻る気はないの?」と声を掛けてくださる先生もいらっしゃいます(場合によっては「〇〇のプロジェクトで歩ける PD が必要」などの具体的な話を合わせて).自分のようなアウトプットも少なく,大した業績もない人間を覚えていて下さり,(冗談交じりでも)そういう形の声を掛けていただくのは大変光栄で,ありがたいのですが,今のところ,自分の意思で大学に戻る気はありません.
それは,現状の安穏としたパーマネント研究職にしがみつきたいからとか,最近の大学周りの行政的なあれこれとか,教育をしたくないとか,自分の能力的な問題とかではなく,大学以外の研究機関という今の職場に入ったときに見えた学問世界の景色を大切にしたいというのが大きな理由です.
というような話を色々と考えています.
アカデミアの中心部から離れて久しい人間ですが,学会なんかに参加すると.未だに「大学に戻る気はないの?」と声を掛けてくださる先生もいらっしゃいます(場合によっては「〇〇のプロジェクトで歩ける PD が必要」などの具体的な話を合わせて).自分のようなアウトプットも少なく,大した業績もない人間を覚えていて下さり,(冗談交じりでも)そういう形の声を掛けていただくのは大変光栄で,ありがたいのですが,今のところ,自分の意思で大学に戻る気はありません.
それは,現状の安穏としたパーマネント研究職にしがみつきたいからとか,最近の大学周りの行政的なあれこれとか,教育をしたくないとか,自分の能力的な問題とかではなく,大学以外の研究機関という今の職場に入ったときに見えた学問世界の景色を大切にしたいというのが大きな理由です.
というような話を色々と考えています.
2017年3月20日月曜日
Chuck Berry
Chuck Berry が死んだ.大往生なので,悲しいとか,そういう感情ではないんだけれど,ロックの歴史そのもののような人であって,かなり最近まで元気に演奏している姿を見せていてくれた人でもあって,なんか,不思議な喪失感がある.
でも,この世間的な訃報の扱われなさはなんなんだろう.
ロックが好きなので,わざわざ言うまでもなく,Chuck Berry は大好きだった.言うまでもなく,ロックンロールの草創期の巨人の一人であり,その中でも,頭一つ抜けたロックンロールそのものという人だったと思う.ロックの殿堂の選出理由を挙げるまでもなく,ロックの始祖に限りなく近い存在なのは間違いない.
ロックなんて概念のない時代,持ち前のポップなセンスとリフスタイルのギタープレイで,明確に「若者」と「ダンス」に焦点を絞って R & B を別次元へ押し上げたことが最大の功績.何が言いたいかというと,同時期のロック創始者と呼ばれる人々の演奏の中でも抜きん出て,いまでも通用する "ロックらしさ" を感じさせるということ自体が,Chuck Berry という存在の大きさそのものだと思う(いまでも通用するというのは,曲がではなくて,いわば,いまでも "Rock or not" の試金石になっているということ.流石に Chuck Berry 大好きな私でも,古臭い曲であることはわかっている).
例えば,リフロックの教科書の様な Johnny B. Goode や Rock and Roll Music をカバーするミュージシャンは,現在でも少なくないだろうけれど,Buddy Holly や "KING" Elvis の曲をカバーするアーティストはほとんどいない(もちろん,不幸な飛行機事故がなければ Buddy Holly だってそういう存在になっていただろうけれど).例えば,ダッグウォークに代表される特徴的な歩き方での観客の煽り方,ソロの時に縦にしたギターを高く掲げる姿,ギターを上下に揺するような演出などなど,いまでも見かけるロックギタリストのアクションの基礎も作った(もちろん,ロックの胎動がはじまる頃のミュージシャンの総体的な産物ではあるけれど,間違いなくいまに伝えた功績は Chuck Berry のものだ).
それなのに,この訃報の軽い扱いはなんなんだろう.少なくとも,日本では,ほぼ話題になっていないといっていいレベルに感じる.なんだか,それがロックそのものの衰退の象徴のようで,なんだか,妙に悲しい.
個人的に,一番大好きな,Sweet Little Sixteen を聞きながら.
でも,この世間的な訃報の扱われなさはなんなんだろう.
ロックが好きなので,わざわざ言うまでもなく,Chuck Berry は大好きだった.言うまでもなく,ロックンロールの草創期の巨人の一人であり,その中でも,頭一つ抜けたロックンロールそのものという人だったと思う.ロックの殿堂の選出理由を挙げるまでもなく,ロックの始祖に限りなく近い存在なのは間違いない.
ロックなんて概念のない時代,持ち前のポップなセンスとリフスタイルのギタープレイで,明確に「若者」と「ダンス」に焦点を絞って R & B を別次元へ押し上げたことが最大の功績.何が言いたいかというと,同時期のロック創始者と呼ばれる人々の演奏の中でも抜きん出て,いまでも通用する "ロックらしさ" を感じさせるということ自体が,Chuck Berry という存在の大きさそのものだと思う(いまでも通用するというのは,曲がではなくて,いわば,いまでも "Rock or not" の試金石になっているということ.流石に Chuck Berry 大好きな私でも,古臭い曲であることはわかっている).
例えば,リフロックの教科書の様な Johnny B. Goode や Rock and Roll Music をカバーするミュージシャンは,現在でも少なくないだろうけれど,Buddy Holly や "KING" Elvis の曲をカバーするアーティストはほとんどいない(もちろん,不幸な飛行機事故がなければ Buddy Holly だってそういう存在になっていただろうけれど).例えば,ダッグウォークに代表される特徴的な歩き方での観客の煽り方,ソロの時に縦にしたギターを高く掲げる姿,ギターを上下に揺するような演出などなど,いまでも見かけるロックギタリストのアクションの基礎も作った(もちろん,ロックの胎動がはじまる頃のミュージシャンの総体的な産物ではあるけれど,間違いなくいまに伝えた功績は Chuck Berry のものだ).
それなのに,この訃報の軽い扱いはなんなんだろう.少なくとも,日本では,ほぼ話題になっていないといっていいレベルに感じる.なんだか,それがロックそのものの衰退の象徴のようで,なんだか,妙に悲しい.
個人的に,一番大好きな,Sweet Little Sixteen を聞きながら.
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