下衆の勘ぐりはその道のプロのネット民に任せて,性善説に立って話をすると,例の行方不明の男児,あまりにもなんの手掛かりがないあたり,置き去り地点を親が間違えている可能性がものすごく高いよね,と思っている.
一応,僕は,北海道の林道のプロに近いような人間だし,ニュース映像に一瞬映った Google Earth の衛星画像から,(割と何度か仕事で歩いている地点に近いからというのもあって)具体的な場所が特定できたくらいの能力を持っているけれど,そんな僕でも,林道を走っているときは,割りと真面目に頭を働かせながら走っていないと,林道の正確な地点や,曲がった三叉路,十字路の位置とかがわからないくなることがある.
それは,林道に入ってからもそうだし,それ以前の,国道から道道に入った地点,道道から町道や農業道路に入った地点,さらに林道に入った地点,どこでもそうだ.そして,また,そのそれぞれの入り口の様子がどこもほとんど変わらないうえ,地図に載っていない林道(作業道)が山ほどあるのだ.
置き去りにした地点を盛大に勘違いしているという可能性は,かなり高いし,むしろ,曖昧な記憶に依って決められた地点に固執するほうがどうかと思う.
さすがに,もう,無事ということはほとんどあり得ないのだろうけれど(特に,ここ 2 日の夜の気温は厳しい),せめて,本当に最後まで見つからないとか,ネット民の下衆な勘ぐりが真実になるとか,そういうのは,なんか悲しいので,ないことを祈る.あの辺,歩きづらくなるし.
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追記(20160603):無事に保護されたニュースにびっくりしたけれど,とりあえず,良かったね,と.駒ヶ岳演習場に続く林道は,基本的に一般人の立ち入りを制限しているはずだから,あの初動で「山菜採り」と嘘をついたおっさんのこと,立ち入り禁止の林道に進入して,放置したことがバレるのを避けたパターンで,捜査の途中から「駒ヶ岳中腹」とか言い出したのは……というのは下衆の勘ぐりになるので,やめます.
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