全然知らない間に完新世が3つにわれていました.GTS 2012 は読み込んでいたつもりだったけれど,全然,そういう議論に気付いていなかった……,と思ったら,公的には Consice GTS 2016 から始まった議論だったみたい.今回の GTS Chart の根拠論文にまだ目を通せていないけれど,基本的には Consise GTS 2016 の議論が踏襲されて,それぞれ,GSSPs が設定された模様.
Northgrippian の criteria としては氷床コアに認められる約8200年前の寒冷化イベントのスパイクが,Meghalayan の criteria としては,インドの洞窟堆積物(鍾乳石?)に記録された約4200年前の赤道域の乾燥化イベントが認められた模様.第四紀にも考古学にもあんまり詳しくないのだけれど,4200年前の乾燥イベントは,いわゆる四大文明のうち,ナイル,インダス,メソポタミアに大打撃をもたらしたらしい(いわば,環境イベントによる絶滅事件という,古式ゆかしい年代区分基準でもある,ということ?).
はじめに聞いたときに,まぁ,大体,ヒプシサーマルの前と後で3分割って感じ?と思っていたので,そんなにずれてはいなかった模様.大体,このくらいの近い時代になると,地域差が大きすぎて global correlation に意味を感じなくなるね.たぶん,日本の沖積層研究においては,この3区分より,縄文海進のほうが大事.
しかし,Northgrippian っていう名前も,なんだかなぁ……(※NorthGRIP:2000年頃に実施された超有名な氷床コア研究計画の名前).同じ氷床コアを使って,Holocene の基底,すなわち,今回でいう Greenlandian の基底も定義されているので,Greenland の名称がすでに時代名に使われているせいだと思うけれど,あんまりにもあんまりじゃね?掘った辺りには地域名とかなかったのかな?
2018年8月9日木曜日
環境を取り巻くあれこれの話
お久し振りの更新.なんとなく,今後書きたいことととかの準備的な話.
アカデミアの中心部から離れて久しい人間ですが,学会なんかに参加すると.未だに「大学に戻る気はないの?」と声を掛けてくださる先生もいらっしゃいます(場合によっては「〇〇のプロジェクトで歩ける PD が必要」などの具体的な話を合わせて).自分のようなアウトプットも少なく,大した業績もない人間を覚えていて下さり,(冗談交じりでも)そういう形の声を掛けていただくのは大変光栄で,ありがたいのですが,今のところ,自分の意思で大学に戻る気はありません.
それは,現状の安穏としたパーマネント研究職にしがみつきたいからとか,最近の大学周りの行政的なあれこれとか,教育をしたくないとか,自分の能力的な問題とかではなく,大学以外の研究機関という今の職場に入ったときに見えた学問世界の景色を大切にしたいというのが大きな理由です.
というような話を色々と考えています.
アカデミアの中心部から離れて久しい人間ですが,学会なんかに参加すると.未だに「大学に戻る気はないの?」と声を掛けてくださる先生もいらっしゃいます(場合によっては「〇〇のプロジェクトで歩ける PD が必要」などの具体的な話を合わせて).自分のようなアウトプットも少なく,大した業績もない人間を覚えていて下さり,(冗談交じりでも)そういう形の声を掛けていただくのは大変光栄で,ありがたいのですが,今のところ,自分の意思で大学に戻る気はありません.
それは,現状の安穏としたパーマネント研究職にしがみつきたいからとか,最近の大学周りの行政的なあれこれとか,教育をしたくないとか,自分の能力的な問題とかではなく,大学以外の研究機関という今の職場に入ったときに見えた学問世界の景色を大切にしたいというのが大きな理由です.
というような話を色々と考えています.
2017年3月20日月曜日
Chuck Berry
Chuck Berry が死んだ.大往生なので,悲しいとか,そういう感情ではないんだけれど,ロックの歴史そのもののような人であって,かなり最近まで元気に演奏している姿を見せていてくれた人でもあって,なんか,不思議な喪失感がある.
でも,この世間的な訃報の扱われなさはなんなんだろう.
ロックが好きなので,わざわざ言うまでもなく,Chuck Berry は大好きだった.言うまでもなく,ロックンロールの草創期の巨人の一人であり,その中でも,頭一つ抜けたロックンロールそのものという人だったと思う.ロックの殿堂の選出理由を挙げるまでもなく,ロックの始祖に限りなく近い存在なのは間違いない.
ロックなんて概念のない時代,持ち前のポップなセンスとリフスタイルのギタープレイで,明確に「若者」と「ダンス」に焦点を絞って R & B を別次元へ押し上げたことが最大の功績.何が言いたいかというと,同時期のロック創始者と呼ばれる人々の演奏の中でも抜きん出て,いまでも通用する "ロックらしさ" を感じさせるということ自体が,Chuck Berry という存在の大きさそのものだと思う(いまでも通用するというのは,曲がではなくて,いわば,いまでも "Rock or not" の試金石になっているということ.流石に Chuck Berry 大好きな私でも,古臭い曲であることはわかっている).
例えば,リフロックの教科書の様な Johnny B. Goode や Rock and Roll Music をカバーするミュージシャンは,現在でも少なくないだろうけれど,Buddy Holly や "KING" Elvis の曲をカバーするアーティストはほとんどいない(もちろん,不幸な飛行機事故がなければ Buddy Holly だってそういう存在になっていただろうけれど).例えば,ダッグウォークに代表される特徴的な歩き方での観客の煽り方,ソロの時に縦にしたギターを高く掲げる姿,ギターを上下に揺するような演出などなど,いまでも見かけるロックギタリストのアクションの基礎も作った(もちろん,ロックの胎動がはじまる頃のミュージシャンの総体的な産物ではあるけれど,間違いなくいまに伝えた功績は Chuck Berry のものだ).
それなのに,この訃報の軽い扱いはなんなんだろう.少なくとも,日本では,ほぼ話題になっていないといっていいレベルに感じる.なんだか,それがロックそのものの衰退の象徴のようで,なんだか,妙に悲しい.
個人的に,一番大好きな,Sweet Little Sixteen を聞きながら.
でも,この世間的な訃報の扱われなさはなんなんだろう.
ロックが好きなので,わざわざ言うまでもなく,Chuck Berry は大好きだった.言うまでもなく,ロックンロールの草創期の巨人の一人であり,その中でも,頭一つ抜けたロックンロールそのものという人だったと思う.ロックの殿堂の選出理由を挙げるまでもなく,ロックの始祖に限りなく近い存在なのは間違いない.
ロックなんて概念のない時代,持ち前のポップなセンスとリフスタイルのギタープレイで,明確に「若者」と「ダンス」に焦点を絞って R & B を別次元へ押し上げたことが最大の功績.何が言いたいかというと,同時期のロック創始者と呼ばれる人々の演奏の中でも抜きん出て,いまでも通用する "ロックらしさ" を感じさせるということ自体が,Chuck Berry という存在の大きさそのものだと思う(いまでも通用するというのは,曲がではなくて,いわば,いまでも "Rock or not" の試金石になっているということ.流石に Chuck Berry 大好きな私でも,古臭い曲であることはわかっている).
例えば,リフロックの教科書の様な Johnny B. Goode や Rock and Roll Music をカバーするミュージシャンは,現在でも少なくないだろうけれど,Buddy Holly や "KING" Elvis の曲をカバーするアーティストはほとんどいない(もちろん,不幸な飛行機事故がなければ Buddy Holly だってそういう存在になっていただろうけれど).例えば,ダッグウォークに代表される特徴的な歩き方での観客の煽り方,ソロの時に縦にしたギターを高く掲げる姿,ギターを上下に揺するような演出などなど,いまでも見かけるロックギタリストのアクションの基礎も作った(もちろん,ロックの胎動がはじまる頃のミュージシャンの総体的な産物ではあるけれど,間違いなくいまに伝えた功績は Chuck Berry のものだ).
それなのに,この訃報の軽い扱いはなんなんだろう.少なくとも,日本では,ほぼ話題になっていないといっていいレベルに感じる.なんだか,それがロックそのものの衰退の象徴のようで,なんだか,妙に悲しい.
個人的に,一番大好きな,Sweet Little Sixteen を聞きながら.
2017年2月13日月曜日
無為
航空券の特典ポイントと宿泊斡旋サイトのポイントが大量にたまっていたうえに,年度末に期限切れを迎えるポイントがあるというので,なんの意味も目的もなく,とりあえず,時間を潰すことはできるという理由だけで,東京に遊びに来た.旅費はゼロ.
とりあえず,六区周辺をぶらついて,科博に行って,寄席によって,スカイツリーに登ってきた.
そうそう,昔は,適当に学校サボって一人でこういう風にぶらついてたよな,とか思いつつ(高校時代と学部生時代と仙台時代),たぶん,たまに,こういう時間を取らないと,いろいろダメになる気がしつつ.割と,仕事のことは忘れて楽しみました.
とりあえず,六区周辺をぶらついて,科博に行って,寄席によって,スカイツリーに登ってきた.
そうそう,昔は,適当に学校サボって一人でこういう風にぶらついてたよな,とか思いつつ(高校時代と学部生時代と仙台時代),たぶん,たまに,こういう時間を取らないと,いろいろダメになる気がしつつ.割と,仕事のことは忘れて楽しみました.
2016年11月6日日曜日
無口になる
最近,口を開けばネガティブな言葉か,自分の心労がいかほどのものかという言葉しか出てこないので,あまり喋る気がなくなるし,どうでもいい馬鹿話に乗ってバカ笑いをしていられるくらいの精神的余裕もない.いろいろ,よくない.
こういう愚痴の類を表に出すのは自分の生き方に反するので,なんとなく,無口になるし,こういう場にも言葉を書く気も無くなってくる.そんなわけで,少しずつ,どうでもいいことを無理やり書いていこうかと思ったり,思わなかったり.
あー.とがしのつけ麺(黒)食いたい.
こういう愚痴の類を表に出すのは自分の生き方に反するので,なんとなく,無口になるし,こういう場にも言葉を書く気も無くなってくる.そんなわけで,少しずつ,どうでもいいことを無理やり書いていこうかと思ったり,思わなかったり.
あー.とがしのつけ麺(黒)食いたい.
2016年10月12日水曜日
ちがう,そうじゃない
ノーベルウィークも終わって,大隅先生の受賞に沸いた世間の反応もひと段落した感がある.(受賞者の多くは毎回同様の内容を語っているんだけれど)今回,それなりに多くのメディアで「役に立つかどうか?」という評価軸は将来の科学の発展を殺しかねないとか,(ほとんど役に立つことのない)基礎科学を重視してほしいなどの発言がクローズアップされているのは,個人的にいい方向に進んでいるものだと思っている.
ただ,それらの発言を受けて,政府コメントで「ノーベル賞を生み出した研究がどういう環境下で行われたのかを調査して,将来のノーベル賞を生み出したい(要約)」的な発表をしているのを見かけて,ズッコケた.いや,そんな漫画的な表現で茶化せるレベルじゃなく,あまりの頭の悪さに絶望的な気分になった.
「ノーベル賞が取れるかどうか」なんていう希望的な観測は,現状の「役に立つかどうか?」という,ある意味で十分に意味がある評価軸と比べるのも失礼なレベルでどうでもよくて(誰もノーベル賞のために研究なんてしていない),もう,「なにを言ってるんじゃ?お前は」レベル.頭の頭痛が痛い.
なんだかもう,悲しくなってきたので,この辺でやめます.
(「役に立つ」という評価軸のこととか,基礎研究のこととかについては,いずれ,気が向いたらどこかに書くかも)
ただ,それらの発言を受けて,政府コメントで「ノーベル賞を生み出した研究がどういう環境下で行われたのかを調査して,将来のノーベル賞を生み出したい(要約)」的な発表をしているのを見かけて,ズッコケた.いや,そんな漫画的な表現で茶化せるレベルじゃなく,あまりの頭の悪さに絶望的な気分になった.
「ノーベル賞が取れるかどうか」なんていう希望的な観測は,現状の「役に立つかどうか?」という,ある意味で十分に意味がある評価軸と比べるのも失礼なレベルでどうでもよくて(誰もノーベル賞のために研究なんてしていない),もう,「なにを言ってるんじゃ?お前は」レベル.頭の頭痛が痛い.
なんだかもう,悲しくなってきたので,この辺でやめます.
(「役に立つ」という評価軸のこととか,基礎研究のこととかについては,いずれ,気が向いたらどこかに書くかも)
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