2016年3月30日水曜日

責任の所在

某中学生の監禁事件のニュースを見ていて,容疑者の通っていた大学が謝罪をしたという記事を見かけたときに思い出した,某先生に聞いた昔話.

某大学でちょっとした学生の不祥事があって,それに関する調査やら謝罪やらが一段落ついたころに,その大学の,よりによって某先生がいた学部の学生が殺人事件を起こしたことがあったそう.そのとき,その先生は学務を担当していたそうで,直前の不祥事の対応のこともあって,ニュースをみてすぐ顔面蒼白で学部長に相談に行ったら,「人を殺すことについての教育に大学の責任はない」と一言言われて,以降,落ち着いて粛々と除籍の手続きを行ったとのこと.

まぁ,そりゃそうだよね,という話なんだけれど,そういう意味で,千葉大には,未成年を監禁するということについての教育の責任なんてないと思うので,謝罪なんてする必要ないよね,ということ.

ただし,卒業取り消しを批判している人が一定数いるようだけれど(学業を修めた事実と在学中の犯罪は関係ないという理屈にもならない妄言),この事件の発覚が一ヶ月前だったら,当然,除籍なわけで(これを批判する人はいないはず),在学中の犯罪が卒業の数日後に発覚した以上,卒業取り消しのうえ除籍という処置は当然だと思います.

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