2016年5月12日木曜日

憲法 9 条を誇るという恥

昔から疑問なのは,憲法 9 条を誇りだと思うという風潮.まぁ,どっかの活動的(笑)主婦が始めた,ノーベル平和賞云々の話に関してなんだけれど…….

(いうまでもなく,僕は,右よりだし,改憲論者(9 条だけのことじゃなく)なんだけれど,そういう観点からではなく,単純に疑問に思うということ)

この条文の成立過程はどうあれ,基本的に,あの条文って「世界に大きな戦禍を引き起こして,自分たちも大きな被害を受けた」ということに対する,自分たちへの枷とか戒めでしょ?

平和主義や戦争の放棄は,非常に崇高な理念だけれど(これはラジカルな僕でも認める),だからといって,重大な過去への戒めとして作った条文を自慢するというのは,かなり恥ずべきことではないかと思う.

別段,平和憲法がない国が戦争ばっかりしているわけでもなく,逆に日本が,いわゆる終戦以降,戦争をしてこなかった歴史は,憲法があったことが理由ではないだろう.そもそも,戦争の危機に対して "憲法が" 歯止めになった事例なんて存在するのだろうか?

そして,日本が戦争しないというだけの宣言は,究極的に自己中心な価値観で,世界の平和に積極的にはなにも貢献していない,少なくとも他国に誇れることではないという,いわゆる「日本スゲー」系のバカバカしいやつでしかないという,非常に可哀想なオチ.

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