2014年7月1日火曜日

ハラキリの野蛮さからの脱却

敢えて書く.

民主主義を頂く法治国家として野蛮さを許してはいけない.

新宿の焼身自殺未遂の件.件の軽犯罪者のもつ主義主張がなんなのかは伝聞でしか分からないし,それ自体がなんであるのかは本質的な問題ではない.問題は,(自殺するという行為そのものを正常でないと判断するのであれば)異常な精神状態下で,放火になりかねない無許可での往来での火の利用という軽犯罪を起こしたということを,なんらかの主義主張に基づく「抗議」や「強い意見表明」と誤解する人間がいることだ.

自殺未遂者と意見を同じくする側から見れば,あの行為(=死)は,運動からの逃避であり,議論の放棄であるし,その他の人間から見ても大事故を招きかねない危険行為でしかない.

「他者への侵害行為を伴う死」をもった主張なんて,ただの暴力でしかないし,そんなものを許容するような野蛮な社会を認めてはいけない.あれを許容するということは,より上位の暴力を用いた運動をも許容しかねない危険を孕む.少なくとも,僕は,そんな野蛮な社会には生きたくない.

どんな主義主張をもっていようともあんな行為を「抗議」だなんて絶対に認めてはならない.

0 件のコメント:

コメントを投稿