2014年7月31日木曜日

ぷらすあるふぁ

このネタに関して,実はちょっと書きたかったこと.

書かなかった理由は,アレに加えて膨大な文章が必要になるからで,ここに書く理由は,あっちに書くほど,頭の中がまとまっていないから.

(過激な)性描写のあるものを未成年者(未成熟者)から離そうという運動について,以前から,賛成派にも反対派にも違和感があって,議論に参加する気が起こらなかった.

あっちに書いた通り,僕自身は,基本的に「表現は自由」だからこそ,発信者が表現内容に気を使わなくてはならない,というスタンスに立っている.それは,自由という言葉が,元来,自己責任と他者への侵害の禁止を包含した概念だから,ということもあるし,あっちに書いたような理由もある.

性交や自慰は,人が性徴に伴って辿り着くことであって,過剰にそれを隠すことにあんまり必然性はないと思う.通常の成長過程でいえば,男子中学生なんて,大抵,なんとかして入手したエロ本でオナニー三昧だし,高校生カップルなら(多いとはいわないけれど)セックスだってするだろうと思うし,統計上,そうなっている.

しかし,一方で,高校生カップルに子供が出来たら,そこには多大な問題が生じるだろうし,もっと発達段階が低い(法に則った)善悪の基準が曖昧な段階で普通の性行為を逸脱した行為によって何らかの被害がでたら,「できちゃった」じゃ済まない問題になるだろうことは想像に難くない.そして,現状,それらが少ないとはいえ,ゼロではない点には注意したいと思う.

こういう自体に関して,もう(年齢的な意味ではなく)とっくに色んな意味で成熟した大人が「やっていいことと悪いことの分別はつく」なんていくら主張したところで,「そりゃ,そうでしょ…….バカじゃないの?」という感想しかでない.問題は,年齢とは無関係にそういうレベルにない人でも簡単に過剰にエロにアクセスできてしまう環境についてなのだから,そもそも,分別のつく人間の意見なんて何の意味ももたないわけだし,そういうレベルにない人の割合が低年齢層に多いのは純然たる事実なわけだから,そのために住み分けは,必要だと思う,ということ.

それは,別にエロが悪いとか,エロを過剰にしてはいけないということではなく,純然たる区分の問題でしかない.

まぁ,そんなことをしてもエロを求める未成年は,なんとかして手に入れるわけだし,そういう困難を乗り越えてエロをゲットするという経験も,そいつにとって何かの大きな成長になるってことさ.

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