2014年7月5日土曜日

りけいぶんけい

「理系 / 文系」の対比ネタが嫌い.もちろん,この手のネタのなかでもネタやギャグとして秀逸なものは別だけど.例えば,「理系は○○,文系は作者の気持ちでも考えてろ」とか,「似非理系『3.14 という文字列を見ると理系は円周率を,文系はバレンタインを……』理系『円周率は π だろ』」とかは,よくできているネタだと思う(文理ともにバカという感じがでていて).

基本的に文系とか理系とかいう漠然としたクラスタに対するイメージで,理系を優秀みたいな雰囲気を醸しているのが鼻につくんだとは思う.

まぁ,多くの理系進学者の原体験にある,高校時代に「数学が出来ないから理系にいかない」と恥ずかし気もなく語る文系進学者をみた経験とか,大学での単純な授業コマ数の比較とそれに伴うプライベートの差に対する僻みとか,そういうものがああいうネタを生み出すんだろうなと思うと,何とも寂しい気分になる.

知っている人間(理系)にこういうネタが大好きで,ネタとかギャグとかじゃなくこういうネタを心の底から信じているうえに架空の「文系」をバカにして嗤ってるような人がいたけれど,全く仲良くなれなかった(というか大嫌いだった).なんというか,色々と乏しすぎて,見ているだけで痛々しいという感じ.更に悲しいことに,その人は,口が裂けても頭がいいとか,優秀とかいえるような人ではなくて,僕の知る限りの文系の友人たちより色んな意味で劣っていたから,「なんも言えねぇ(ネガティブ)」という感じだった.

結局,こういうネタって(僕にとっては),人の試金石みたいなものなんだと思う.

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