(文章長いけれど妄言なのでこちらに落書き)
地方消滅云々の元々の原因は「東京で一旗上げる!」信仰の成れの果てなんだろうけれど,現状,いちばん大事な解決のためのポイントは,中央にいる人が地方に対して過剰に抱いている恐怖心を取り除くことなんじゃないかとか思う.
関東住みの知人の話を聞いていると,関東から一歩でも出たら数秒も生きられないとでも思っているかのような過剰な恐怖心を感じることがある.そこまでではなくとも,北海道や東北の冬を「家から一歩出ると油断が命取りになるレベル」とか真面目に思っていそうで,吹き出しそうになることは多々ある(これは,北国側が発信している,いわゆる「北から目線」ネタが悪い気もするけれど…….あと,マジで死者も出ることはあるし).宗谷岬でも亜寒帯にかかるかどうかというレベルなのに,そんなに危険なわけがないだろう,と.仙台とか太平洋側だと,雪の頻度,東京とたいして変わらねえよ,と(笑).
この心理的な壁が,本来,地方に住むことのもつデメリットとメリットをだいぶ曇らせている気がする.少なくとも,想像の中の「地方」のイメージを払拭することが,なによりも優先すべきことだと思うんだけれど,地方が「その土地の魅力」だと思っていることと,本来アピールすべきであるポイントとがズレているところがなんとも悲惨.地方が「自分たちの土地の魅力」だと思っているところこそが,中央にしがみついている人たちにとって「恐怖の対象」になっているのだということに,そろそろ気付くべきじゃないかと思う.「21 世紀にもなって,これだけ情報化社会が進展していて,未だに東京しか見られないなんて時代に遅れすぎじゃねーの?」くらい言ってのけないと,そもそも話が始まらないのではないかと(実際に言えるレベルの自治体があるかどうかはともかく).
もちろん,東京近郊(いわゆる東京都市圏)の政治・文化中心としての機能や利便性・高効率性は認めるけれど,そこに死に物狂いでしがみ付くほどの魅力があるとはとても思えない都落ち地方中核都市人の妄言なのであった.
参考:世界の主要都市の緯度(もちろん,緯度よりも気候区分の方が重要だけれど,いかに日本の緯度が低いかがよくわかるので参考まで)
なお,わたくしは本州以南に好んで住む人間の気が知れない高温多湿忌避性をもつ人間なので,南の地方に関しては擁護ポイントも知らないし,正直どーでもいいです.
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