最近の大学制度関連のニュースを見ると陰惨な気分になる.いまでも溢れかえっている野良博士を倍増させようとしたりとか,何のデータを見て,どういう根拠で,何をなしたいのかがサッパリわからない.
個人的には,裾野の拡大という意味で,学識者(=大学院教育修了者)の増量は,意味がないとは思わないのだけれど,学識者の使い道を知らない人たちがそれを増やそうとしている現状がもう終わってる.
いまの状況は,駒の動かし方をやっと覚えたような将棋の素人が「飛車角がもう一枚ずつあれば勝てるようになる!」とか言っているのと同じ.持ち駒の数が増えても棋士が無能じゃ将棋にならないでしょ,と.
増える駒が飛車角じゃなくて香車や歩じゃないかとかいう点については突っ込まないことにする.
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