2015年5月19日火曜日

音楽と老化

人は 33 歳くらいになると,新しい音楽を聴かなくなるという研究結果が出たという.世間の反応を見ると,「俺は,これ以上の年齢だけれど新しい音楽も聴く!」という自慢みたいなのがほとんどだけれど,そういう反応が多くなるのは,そもそもこのニュース自体,音楽に興味がある人しか反応しないようなニュースだからであって,実際のところ,多くの人は老化に伴って新しいものに興味を失うものだと思う.別に,音楽に限った話ではなく.

自分はどうかというと,今年の 9 月で 32 歳になるわけだけれど,確かに,昔に比べて新規ジャンルの開拓に対する熱意は減ったような気がする.好きなバンドやジャンルの新作を追いかけることが「新規開拓」に当たらないのだとすると,この調査にもれなく,自分も興味が老化してきたのかな,と.

さて,ここで問題になるのは,仕事である研究や科学,地質学に対して,何歳くらいまで発展的な興味を持ち続けられるのかしら,といったところ.一説には,"研究者 55 歳変節説(※)" なんてのも言われているけれど,はたして…….

(※)だいたい 55 歳を過ぎると,優秀な研究者でも政治家になってしまうという話.

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